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Ocean Cage – Kyoto Experiment

映像と踊りと音楽が打ち寄せる
没入的な儀式の先に召喚されるのは

 

舞台芸術とビジュアルアートを横断し、多様なメディアを駆使するチェン・ティエンジュオと、国際的な活躍も目覚ましいダンサー、振付家のシコ・スティヤント。リサーチで訪れたラマレラ村で、ふたりは強いインスピレーションを受けた。

インドネシアのレンバタ島に位置するラマレラ村では、現在でも伝統的な漁法で捕鯨が営まれている。海の恵みを祖先からの贈り物であると考えている村の人々にとって、捕鯨は単に食料を得る術というだけではない。漁期には手厚い儀式がさまざまに行われることからもわかるように、鯨は彼らの信仰、社会、文化と深く結びつき、共生してきた。しかし、容赦なく押し寄せる近代化の波が、その伝統の存続を危うくしている。

『オーシャン・ケージ』の観客は、映像、オブジェクト、音楽に満たされた空間に足を踏み入れる。固定された客席はない。スティヤントの踊りを間近に見ているうちに、伝統と現代がマッシュアップされた儀式を構成する一員となっていく。わたしたちの祈りに応えて、鯨は姿をあらわすだろうか。

演出:チェン・ティエンジュオ
振付・出演:シコ・スティヤント
ライブ音楽:カダパッド、ノヴァ・ルース
衣装:チェンティン・ヨー
メイク:ウナ・リョー
テキスタイルデザイン:ディアン・エスノー
照明デザイン(京都):谷田明彦
音響デザイン:マルティン・オルティス
技術監督:フランシスカ・マーケス
技術製作:ポール・メイド
制作アシスタント:ディアン・エスノー
企画・制作:partner in crime

製作:partner in crime、チェン・ティエンジュオ
共同製作:KYOTO EXPERIMENT、HAU Hebbel am Ufer劇場、Arsenic、カンプナーゲル、タンツハウスNRW
協力:BENTEN 2024 Art Night Kabukicho
助成:Capital Culture Fund Berlin
京都公演助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流))|独立行政法人日本芸術文化振興会
主催:KYOTO EXPERIMENT

 

Pictures courtesy to Kyoto Experiment 
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